次元

http://www.enm.bris.ac.uk/anm/images/lor1.jpg

 紙媒体は3次元以上の情報を伝えるのに適していないし、PC上で動画にしたりタイル張りしたりしても5次元を超えるとかなり辛くなる。物理学の世界で訓練を積んだ人は4次元空間内の操作を脳内で出来るようになると聞いたことがあるけど*1神経科学でも感覚系を一定以上高次に進むと(データ表現が必然的に高次元になってくると)そういう技術が必要になるのかもしれない。でもどうやって論文に書くんだ?


 妄想。「人間の脳は〜を理解できないかも」系の大雑把な話をたまに見かける。たとえば「人間の脳は脳を理解できない、それはネズミの脳が量子力学を理解できないのと同様で、そもそも容量(?)が足りてない」等々。で、そういう話ではだいたい「でも人間よりもっと高い知能を持った存在(なんか宇宙人とか?)なら判るかもね」みたいな話がおまけでついてきたりする。
 でもその高い知能を持った何かも3次元宇宙にいる生物ならn次元空間の情報を自在に操れるようには進化していないはずで、もしある種の事柄を理解するのにn次元空間での表現・理解が不可欠なら、結局そういう生き物は3次元宇宙にはいないとかいうことがあるのではないか。妄想終わり。


 妄想2。The Matrixみたいに生まれたときからvirtual環境で、しかもその環境が100次元空間だったりしたら脳はその環境にも対応できるのだろうか。出来るかな。時空間的な相関があればそこでもV1の受容野はn次元Gaborなのか。網膜が2次元シートかどうかが問題か。

*1:ソースなし。都市伝説かも。