BCI関連のニュース集

 2005年末までのBCI(Brain-Computer Interface)についてのニュースを集めたものを見つけたのでメモ。

サイボーグと脳みそコントローラー

EP: end-point 科学に佇む心と身体Pt.2 さん



 この関連で最近知って衝撃を受けたのがこれ。

・・・私は、私たち人類は土壇場になって目を開いたのだと信じています。それは私たち自身と、この惑星を救うためにです。まず最初の朗報は、二か月前にやってきました。ノースカロライナ州の科学者たちは、猿がモノを念力で動かせることを実証したのです。1匹の猿は100匹の猿に影響をおよぼす、と言われていますが、一匹の猿がモノを念力で動かすことができるのであれば、何百万人もの人々が力を合わせた場合、どのようなモノを動かせるか想像してみてください(私たちは山をも動かすことができるのです!)。軍事関係者達は、すぐにこの実験の意味に気が付きました。「これで我々は念力で敵を殺すことができる」と…。逆に、このパワーを、私たち自身の救済に使ってみてはどうでしょうか。私は、私たちがそうするだろうと信じています。・・・

オノ・ヨーコからのクリスマス・メッセージ 2004 より


 すごい誤解だ・・・でも確かに自分自身を省みるに、この話を友人にするときに、「念じる」という単語を使ったことがあった。「思ったとおりに動く」ということを伝えるためだったのだけど、こういう誤解を生むことがあるのか(でもこれはちょっと曲解しすぎ?)。以後表現には気をつけたいと思う。


 でも今のところBCIを介して何かを動かす(何らかの操作を行うような脳の内的状態をつくり出す)という行動(?)を的確に表す動詞がないような気がする。「念じる」ではダメで、「願う」? ますますダメ? 新概念なので新しい動詞を作るとか。Nicolelisさんの名前を取って「ニコる」とか?(適当)


一応元ネタ↓

Learning to control a brain-machine interface for reaching and grasping by primates.
PLoS Biol. 2003 Nov;1(2):E42. Epub 2003 Oct 13.
Carmena JM, Lebedev MA, Crist RE, O'Doherty JE, Santucci DM, Dimitrov DF, Patil PG, Henriquez CS, Nicolelis MA.


Direct cortical control of 3D neuroprosthetic devices.
Taylor DM, Tillery SI, Schwartz AB.
Science. 2002 Jun 7;296(5574):1829-32.