Compiz fusion


 実験準備がなかなか整わないので、合間を見ていろいろ不具合が出ていた kubuntu を7.04 (Feisty Fawn*1)にアップデートした。ついでに話題の Compiz Fusion という3次元デスクトップ環境を入れてみた。


FOSSwire >> How To: Compiz Fusion on Ubuntu 7.04 (Feisty Fawn)


辺りを参考に。基本的に /etc/apt/sources.list にレポジトリを追加して dist-upgrade とかしてから必要なものを apt-get するだけ。上記ページは肝心の compiz に切り替えるところで文章の整形?がおかしくなっていてちょっと戸惑うけど、Alt-F2のあとは「compiz --replace」。今回試した環境ではこれだけだとウインドウ枠が表示されなくなってしまったけど、「gtk-window-decorator --replace」とすると直った*2


 こんな感じでグリグリ動く。

 scale (Macでいうexpose)が便利。仮想デスクトップは普通に便利。解析用と書き物用等にデスクトップを使い分けたり出来る。wobbly windows や firepaint は完全にお遊びだけど、一昔前の映画に出てくるコンピュータに近づいてきたような。


 昔は X window は見た目も悪いし不安定で使いにくいという印象だったけど、KDEあたりで商用のものと比べても遜色のないところまで来て、今回のでもう追い越したのではないか。来月に出る kubuntu 7.10 (Gutsy Gibbon*3)ではこれが標準になるという話。


 多数のインターフェースや特殊効果のプラグインが用意されている。なんとなくカンブリア紀の多様性の大爆発みたいな感じがした。いろんなインターフェースが大量に試されて、そのうち本当に良い(便利なand/or直感的な)ものが選択されていくのだろう。OpenGL が直接たたけるなら現実世界の比喩的なインターフェースは(あるいはそれを超えたものでも)ほとんど何でも出来るわけで、今以上にもっと多くの可能性があるような気がする。

*1:短気な小鹿

*2:直し方間違っているかもしれない。

*3:勇敢なテナガザル