3月初め


 気がつけば3月。


 院生の論文がもうすぐ公になるということでプレス向けに情報が公開されたらしく、ボスのところに取材申し込みが殺到してちょっとしたお祭り騒ぎになっている(その論文に potasiumch は関与していない。残念)。スポンサー絡みのインタビューはいくつか受けたようだけど、グラント(研究助成金)の更新申請と重なっていて超多忙なので普通の新聞・TV系は全部断ったらしい。あと1週間もずれていれば違ったのに、もったいない・・・。


 Wired の取材ぐらいは受けてもいいのに、と不定期 Wired 読者*1としては言ったのだけど、ボスがいうにはあそこはダメだと。というのは、Wired は神経科学をとても cool なものとして紹介してくれるのは良いのだけど、面白さを強調するあまり、神経科学者が一般向けに発言する際には慎重になるべきいくつかの事柄を完全に吹っ飛ばした記事を書いてくれるので、悪影響のほうが大きいとか。そういうものか。確かにいくつかの悪影響は容易に想像できる。


 この週末は、休日も自分の論文書きも返上してグラント書きの手伝い。最近のグラント事情は相当厳しいようで、30年来グラントを継続している大御所も今期(?)はまだ保留状態とか。今回のが宣伝になって、また人や金が集めやすくなれば良いのだけれど。

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 妻と話していて、何かの加減でヤーサンアリ・クーワバッタの話になって大爆笑する。もうあれを読んだのは15年以上前のことだと思うのだけど、未だに思い出して笑えるというのは素晴らしい。

*1:Wired Visionブログはかなり面白いと思う。