ストリートビューから3次元マップ
Googleマップ・ストリートビュー的なデータから街の3次元マップが作れそうだと思っていたら、もうやっている人がいた。メモ。
やっているのはearthmine社というカリフォルニア州・バークレーにある企業。NASAのJPL(ジェット推進研究所)から出てきた技術(複数の画像から3次元位置情報を再構成)を使っているらしい。考えられる用途として挙げられているのは、街のインフラ管理や都市計画、災害対策や保険調査(?)など。
たしかに道幅や歩道の有無、街路樹・信号や電灯の位置等も含めた定量的な3次元位置情報があるなら、たとえば事故・犯罪が起きやすい場所に隠れた共通点を探し出す等のことが出来るようになるのかも。都市工学をやっている人にとっては宝の山に見えるのでは。身近なところではカーナビの経路設定に使うとか(車幅・車高から考えてこの道は通れないと判断する、等)。
(3次元位置情報があるので、もちろんサイズを測ったりも出来る。TechCrunchより)
真面目な用途はともかく、こういうのを見ると電脳コイルで描かれたような未来が来るのはほとんど必然のように思えてくる。世界初の拡張現実都市はサンフランシスコかな。
関連リンク:
Earthmine 、現実世界を3Dパノラマ写真で検索可能に(TechCrunch Japan)
EveryScape、街頭ビューに屋内ビューを加える(TechCrunch Japan)