はいはいする双子


 うちの子の定期検診に小児科医院に行ったところ、1歳過ぎの双子の赤ちゃんとそのお母さんが来ていた。双子はもう相当にはいはいの達人になっていて、お母さんがちょっと早足で歩かないと捕まらないぐらいの速度で動き回っていた。


 問題は、たまに彼らが互いに真逆の方向にはいはいしていくことで、こうなるとお母さんはほとんど全力で走らないと彼らを捕まえることが出来ない。お母さんは


"Crawl in the same direction!"
はいはいは同じ方向にしなさい!


と叫ぶのだけど、もちろん1歳児がそんなシュールで高度な言いつけを理解するわけもない。相変わらず満面の笑みを浮かべてあらぬ方向に走りさっていった。


 双子を持つのは楽しそうだけどかなり大変だと思った。


参考資料:「全輪駆動」モードで疾走する11ヶ月の赤ちゃん



 赤ちゃんが基本動作を覚えるところを観察したり、個体毎のばらつきを見たりすると、どうしても中野・銅谷らによる往年の強化学習ロボットのことを思い出す。本来は逆であるべきか。